はじめに
当院はフィシオエナジェティック®を基軸としたセラピーを提供しています。当院にはPATMや化学物質過敏症などの難しい症状の方も多数来院されていますが、どんな症状も「治す」というより、本人に備わっている健康的な状態に戻ろうとする自然の力を最大限に引き出すという意識で取り組んでいます。
ホリスティックにアプローチする最先端の自然療法
健康的な状態に戻ろうとする自然の力=Physis(ピュシス)を最大限に引き出すセラピー
フィシオエナジェティック®はオステオパシーのドクターであるラファエル・ヴァン・アッシェ先生によって開発されたヨーロッパ発祥の自然療法です。フィシオエナジェティック®ではキネシオロジーテストの一種であるARテストで様々な検査をしながら、手技療法、栄養療法、心理療法、エネルギー療法など多種多彩なセラピーを組み合わせてホリスティックにアプローチをします。
フィシオエナジェティック®の特徴
1)ARテスト
フィシオエナジェティック®では、腕の長さの変化となって現れる反応を読み取りながら検査を進めていきます。これをARテストと言います。この素晴らしいテスト方法はフィシオエナジェティック®の開発者のラファエル・ヴァン・アッシェ先生が考案した方法です。ARテストのARはアームレングス・リフレックス(腕長反射)という意味です。
微妙な筋力の強弱で判断する他のキネシオロジーテストと違って、セラピストの先入観に影響を受けにくく、判断が非常に容易で正確です。写真のように仰向けで腕を挙げて検査する方法か仰向けで腕を挙げないで検査する方法をよく使いますが、その他に、座位、立位、うつ伏せでも検査が可能です。
2)ホリスティック
フィシオエナジェティック®の別名は「ホリスティック・キネシオロジー」です。ホリスティックとは「全体」「関連」「つながり」「バランス」という意味をすべて包含した言葉です。「木を見て森を見ず」「病気を見て人を見ず」のように人間の部分だけをみるのではなく、「部分だけをみず全体をみる」および「全体から部分をみる」という事だと理解していただければOKです。
フィシオエナジェティック®では治療法を以下のように基本的に4つ(あるいは6つ)に分類し、その中からARテストを使って必要な分野の治療法を探してゆきます。多くは複数の分野の問題が複雑に絡み合っています。
フィシオエナジェティック®における6つの分野
- 1.構造(ストラクチャー)
- カイロプラクティックやオステオパシーなど徒手療法のテクニックを用います。
- 2.生体化学(バイオケミカル)
- 栄養療法によるアプローチ。アレルギー、免疫異常、活性酸素、解毒、リーキーガット症候群、腸内細菌異常、カンジダ・細菌・ウイルス・寄生虫など。
- 3.精神心理
- 当院が主に行う心理療法は身体志向のトラウマセラピーです。しかし、最初はトラウマに取り組まず、まずは安心感をしっかり感じられるような事からはじめます。補助的にフラワーエッセンスも用いる事もあります。
- 4.情報(インフォメーション)
- 身体内の情報伝達系へのアプローチ。経絡システム、手術や怪我などの瘢痕、電磁波、ジオパシックストレス、歯科金属によるガルバニー電流、顎骨病巣など。この分野のセラピーには耳介療法(耳つぼ)も用います。
- 5.チャクラ / 6.サトルボディ
- 目には見えないエネルギーフィールドに対するセラピーです
3)治療する順序・優先順位・タイミング
フィシオエナジェティック®は病気の原因となっている事柄を明白にし、体が要求する「順番」どおりにセラピーを施してゆくすべを正確に知ることができるテクニックです。
フィシオエナジェティック®では、玉ねぎの皮を剥いていくように、表面の問題(=先に治療すべき問題)から手をつける原則があります。
間違って最深部の問題(一番最後に治療すべき問題)から手を付けた場合は、効果が無いばかりか調子が悪くなったりします。ですから、フィシオエナジェティック®では、見つけた問題に対して「先に治療すべき問題か?」という確認をARテストで必ず行います。また、初回から全ての原因が判明する訳ではありません。何回も通院して表面の問題を解決してから深層の問題が出てくる事が多いです。
4)テストキット
フィシオエナジェティック®ではテストキットというものをよく使います。実際に飲むサプリメントをアンプルに入れたものや、波動を転写したアンプルを使います。テストキットを豊富に持っているほど色々なことを調べられます。特に生体化学の分野を調べるには必須です。当院でもテストキットを豊富に揃えています。
効果のあるものなら何でも取り入れる
カイロプラクティックの発展型スタイル
カイロプラクティックは、1895年に誕生した時は脊椎を手だけで施術する療法でした。その後、カイロプラクティックは大きな発展を遂げ様々なテクニックが誕生しました。アプライドキネシオロジー(AK)もその1つです。
アプライドキネシオロジー(AK)がとても画期的だったのは、筋肉テストを用いた診断方法や、栄養療法、心理療法、経絡など様々なセラピーをカイロプラクティックに取り入れてホリスティックな視点で治療した事でした。そしてそのアプライドキネシオロジー(AK)をさらに発展させたものが、私が現在行っているフィシオエナジェティック®なのです。
私は、クライアントの利益を考えればカイロプラクティックらしい施術に拘らないで、効果のあるものなら何でも取り入れるべきだと考えています。そして、そのようなスタイルがカイロプラクティックの発展型であると考えています。
セラピスト紹介
ホリスティックな視点を大切にする代替療法家・カイロプラクター
河瀬 哲也
- フィシオエナジェティック®プラクティショナー
(フィシオエナジェティック®基礎クラス講師) - ソマティック・エクスペリエンシング®プラクティショナー(SEP)
(SomaticExperiencing®:身体感覚を重視したトラウマ療法 ) - 日本カイロプラクティックカレッジ卒業
(日本カイロプラクティックカレッジ元講師)