頚性めまい・良性発作性頭位めまい症に対するアプローチ


当院ではフィシオエナジェティック®によって症状の原因を調べています。フィシオエナジェティック®では、腕の長さの変化となって現れる体の反応を読み取りながら治療を進めていきます。これをARテスト(腕長反射)と言います。

※当院では医師のような病気の診断や医療行為はできません。フィシオエナジェティック®はあくまで代替療法であり、現代医学で認められていない事をご了承下さい。


内耳に原因があると考えられいる良性発作性頭位めまい症と、頚部に原因があると考えられている頚性めまいは、どちらも頭を動かした時にめまいがでます。例えば、起き上がった時、立ち上がった時、後ろに振り返った時、頭を下に向けた時など。

症状がまったく同じなので、良性発作性頭位めまい症と頚性めまいの区別は困難です。なので、この2つは同じ病気であろうという考え方もあります。

私としては、この2つは同じ病気であり、そして内耳よりも頚部に原因があるという考え方を支持しています。

 

頚部の固有感覚に対するアプローチ

視覚と前庭覚と固有覚はお互いに協力してフラフラしないようにうまくバランスをとっています。

※前庭覚:内耳の前庭にある感覚受容器で感じとっている感覚。

※固有覚:筋肉や関節や靭帯にある感覚受容器で感じとっている感覚

もし頚部の固有覚に異常があると、視覚や前庭覚が頚部の固有覚の働きを補おうとしますが、補いきれなくなると視覚や前庭覚も異常を起こすようになります。

頚部の固有感覚にたいして手技療法にてアプローチする事も多いのですが、下半身や体幹の固有感覚エクササイズ(バランスディスクやバランスボールなどで)の必要性がある人や、舌骨の調整、後頭骨や上部頸椎の矯正、心理療法の必要性がある人も割とよくみかけます。

眼球運動に対するアプローチ

眼球運動(視覚)の異常から頚部の固有感覚や前庭覚が異常を起こす事も考えられます。

なので眼球運動に対するアプローチを行う事があります。

頚部に対して手技療法を行う事で眼球運動が良くなる事も多いのですが、その他に、重金属(特に水銀)のデトックスや心理療法が必要な事も多いです。