副腎疲労、慢性疲労症候群、甲状腺機能低下― 原因を一つずつ解いていった1年の歩み
全身にさまざまな不調を抱えて来院された方の症例です。
初診時は「とにかく何をしても疲れてしまう」とのことで、立っているのもつらいほどの極度の疲労感がありました。さらに、ブレインフォグ(思考のもやもや)、繰り返すカンジダ膣炎、逆流性食道炎、舌や唇のヒリヒリ感、左まぶたの腫れ、背中の痛み、便秘など、不定愁訴と呼ばれる症状が全身に現れていました。
病院ではそれぞれの症状ごとに対処してもなかなか改善せず、根本的な原因がわからないまま時間が経過していたそうです。そこで、フィシオエナジェティック®の検査を通して、身体全体のバランスを丁寧に調べていくことになりました。
検査の結果、次のような多層的な問題が関係していることがわかりました。
- カンジダ感染
- 酵母アレルギー
- メチレーション(解毒・代謝)機能の問題
- コレステロール不足
- ATP(エネルギー)合成の低下
- アンモニアと硫化水素の過剰産生
- 慢性的な炎症
- トラウマ的ストレス反応
これらを一つずつ解決していくことで、身体の回復力が少しずつ戻っていきました。
非常に遠方から新幹線で通ってくださった方でしたが、最初に「本当に通い続けられるか」をしっかり確認し、無理のないペースで継続していただきました。
その結果、1年が経過した現在では、肩こりが少しある程度で、その他の症状はすべて消失しています。根気強く取り組まれたことが、安定した回復につながったと思います。

