線維筋痛症 ― 8年続いた痛みが消えていくまで

線維筋痛症による全身の強い痛みとこわばりに悩まれていた方の症例です。顔を除く全身に激しい痛みがあり、特に歩行時や階段を降りるときに強い痛みが出ていました。病院での治療ではなかなか改善が見られず、発症から8年が経過した頃、当院に通っておられるご家族のご紹介で来院されました。

主な症状は線維筋痛症のほかに、不眠症(薬なしでは眠れない状態)や突発的な吐き気もありました。北海道からお母様と一緒に飛行機で来院され、2年4ヶ月の間に合計14回のセッションを行いました。結果として、現在は線維筋痛症の症状は完全に消失しています。

初回の施術後から少し効果を感じられたようで、2回目の来院時には「激痛で歩けない」という状態はなくなりました。ただし、8回目の時点では痛みの程度は10段階中7〜8ほどで、調子の良い時でも4程度にとどまっていました。それでも、焦らず少しずつ取り組みを続けたことが功を奏しました。

フィシオエナジェティック®による検査を行ったところ、以下のような問題が見つかりました。

  • 腸内環境の悪化
  • 解毒がうまくできない体質
  • 活性酸素の過剰
  • 病巣感染
  • 炎症体質(オメガ3不足、活性酸素、腸内環境、病巣感染が関与)

これらを一つずつ解決していくことで、少しずつ体が落ち着きを取り戻していきました。

ご本人も最初から「2〜3年はかかるだろう」と覚悟されており、遠方から辛抱強く北海道から通い続けられたことが、最終的な改善につながった大きな要因だと思います。