足の腫れと痛みに悩まされた女性のケース:有害金属の影響とデトックスの効果


今回は、5〜6年前から両足の腫れと強い痛みに悩まされていた患者さんの症例をご紹介します。
病院ではリウマチや静脈瘤の検査を受けても異常が見つからず、「滑液包炎(かつえきほうえん)」と診断されていました。服が少し擦れるだけでも激痛が走るほど敏感になっており、入浴の際にお湯に足をつけることもできない状態でした。朝の起床時や長時間歩いたあとには、足の歪みが強く現れ、日常生活にも大きな支障をきたしていました。
当院でフィシオエナジェティック®という検査法を用いて調べたところ、「アルミニウム中毒」の反応が出ました。体内に蓄積したアルミニウムが神経や免疫、血流の働きを妨げ、慢性的な炎症を起こしていた可能性が考えられます。そこで、さっそく体にやさしいデトックス(解毒)プログラムを開始しました。
驚くことに、施術とデトックスを始めてわずか2〜3日後には、本人が「なんだか足が軽くなった」と効果を実感しはじめたそうです。その後も継続するうちに、あれほど腫れ上がっていた足が、約2ヶ月で目に見えて変化。炎症や痛みが引くだけでなく、足全体のバランスが整い、歩行もスムーズになっていきました。
一般的に、有害金属(水銀・鉛・アルミニウム・ヒ素・カドミウムなど)は、知らず知らずのうちに体に蓄積していきます。食品添加物、調理器具、歯の詰め物、ワクチン、排気ガス、飲料水など、日常のあらゆる場面で少しずつ取り込まれてしまうのです。そしてそれが一定量を超えると、体の解毒システムが追いつかなくなり、慢性的な不調を引き起こすことがあります。
有害金属の蓄積が関係する症状には、頭痛・不眠・アトピー性皮膚炎・胃腸障害・関節炎・慢性疲労・ホルモンバランスの乱れ・不妊症・うつ・パニック障害など、非常に幅広いものがあります。これらは一見バラバラに見えますが、細胞レベルでの代謝や神経伝達、免疫反応に深く関わるため、原因がわかりにくいのが特徴です。
今回のケースは、「長年原因不明だった痛みや腫れの背後に、有害金属の蓄積があった」ということを示す典型的な例でした。
身体が持つ自然治癒力を妨げている要因を丁寧に見つけ出し、正しくサポートしてあげることで、体は少しずつ本来のバランスを取り戻していきます。

