ストレートネックという診断は全く参考になりません

首の痛みで整形外科に行くと「ストレートネック」という診断をされる事があります。しかし多くの場合はストレートネックが原因ではありません。ストレートネックでも痛みが全くない人はたくさんいます。本当の原因は違う所にあります。

ストレートネックを治す必要が無い理由

理由1:ストレートネックの多くが先天性です

日本人の女性の6割近くが元々ストレートネックであるとする調査結果もあります。よって無理に頚椎にカーブをつけるような矯正を行ったり、枕などでカーブをつけようとしてはいけません。 ストレートネックが先天性であった場合、その人にとってはその状態が正常であり、無理にストレートネックを治してはいけないのです。もし無理にストレートネックを矯正すると何か悪い事が起こる可能性があります。その場合に「好転反応」という便利な言葉を使って誤魔化している整体やカイロの先生も多いかもしれません。

理由2:「ストレートネック」と診断された肩でも、実はストレートネックではない人が多い

病院で首のレントゲンを撮る時は、患者に顎を引かせて撮影するため、ストレートネックではない方でもストレートネックとして写ってしまいがちです。実際、ストレートネックと診断された方でも触診すると全くストレートネックではない方がたくさんいます。