繰り返す膣炎や膀胱炎に対するアプローチ


当院ではフィシオエナジェティック®によって症状の原因を調べています。フィシオエナジェティック®では、腕の長さの変化となって現れる体の反応を読み取りながら治療を進めていきます。これをARテスト(腕長反射)と言います。

※当院では医師のような病気の診断や医療行為はできません。フィシオエナジェティック®はあくまで代替療法であり、現代医学で認められていない事をご了承下さい。

膣炎を繰り返す人によくある問題

  • 腸内細菌異常
  • 粘膜免疫低下
  • ストレス
  • ビタミンA、グルタミン不足

膣の自浄作用を回復するアプローチ

健康な女性の膣にはデーデルライン桿菌という善玉菌が存在し、膣内を強い酸性に保ち細菌感染を防いでます。この働きを膣の自浄作用と言います。この膣の自浄作用が無くなるのが膣炎の根本的原因です。

ではなぜ膣の自浄作用が無くなるのでしょうか?

それは腸内の悪玉菌が肛門から膣に入り込み膣も悪玉菌が優勢になってしまうからです。男性と違って女性は肛門から出たものが膣や膀胱に入りやすいので、腸内環境が悪玉菌優勢になっている女性ほど膣も悪玉菌優勢になりやすいのです。ですから、膣の自浄作用を回復するために、まず腸内細菌のバランスを整えるアプローチがが必要です。

その他、膣の自浄作用が無くなる原因としてウォシュレットがあります。ウォシュレットで肛門を洗浄するときに肛門から出た菌が膣や膀胱に入り込こむ可能性があります。また普段から膣を洗浄しすぎると膣の善玉菌も無くなってしまいます。

IgA(免疫グロブリンA)について

それから膣の自浄作用を強化するにはIgA(免疫グロブリンA)と増やすアプローチが重要です。IgAとは抗体の一種です。細菌やウイルスなどの抗原にくっついて、そのまま排出される事で、粘膜を守っています。

IgAがダントツに多く分泌されているのは腸ですが(全身のIgAのうち80%が腸にあります)、腸だけでなく、膣や目や喉や鼻など全身のあらゆる粘膜から分泌されていて粘膜を守っています。このような粘膜の保護機能を粘膜免疫といいます。

このIgAは睡眠不足や精神的ストレスで減少します。特にストレスと関係が深いので、ストレスマーカー(ストレスの度合い)として膵液中のIgAを調べる検査もあるくらいです。

ですから、ちゃんと寝て、減らせるストレスがあれば減らすか、心理療法を受けてストレス耐性を高める事がIgAを増やし粘膜免疫を強化する事になります。

また、IgAはビタミンAとグルタミンによって増やす事ができます。

とくにグルタミンは、IgAを分泌する免疫細胞のエネルギー源となるだけでなく、粘膜の細胞のエネルギー源でもあるので粘膜を修復し強化するのにも役立ちます。

気分転換程度の適度な運動をするとIgAの分泌が増加します。逆に激しい運動をするとコルチゾールなどのストレスホルモンの分泌が多くなり、免疫機能を抑制する事がわかっています。ですから激しい運動をするアスリートなどはグルタミンの摂取が大切になってきます。